ASAHI KASEI [AK2347]
MS0375-J-00 2005/01
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回路構成
ブロック 機 能
TXA1 送信音声信号のゲイン調整および後段のSCF回路の折返しノイズを防止するフィルタのた
めの演算増幅器です。外付けの抵抗とコンデンサによりゲインを30dB以下、カットオフ周波
数を10kHz程度に設定してください。
VR1
(HPF) 送信音声信号の入力レベルを調整するためのボリュームです。
設定レジスタ:VR12〜10 調整範囲:-6.0〜+4.5dB ステップ幅1.5dB/step
Compressor 送信音声信号の振幅をdBスケールで1/2倍に圧縮する回路です。
クロスポイント:-10dBx TCレジスタによりON/OFFが設定されます。
Pre-emphasis 変調信号のS/N向上のため送信音声信号の高周波成分を強調する回路です。
TX/RXHPF 送受信音声信号に含まれる250Hz以下の成分を除去するためのHigh-passフィルタです。
HPFレジスタによりON/OFFが設定されます。
Scrambler/
Descrambler
送受信音声のスペクトラム分布をキャリア周波数に対して反転させる回路です。
キャリア周波数は、3.388kHzまたは3.290kHzです。
また、EM,PCONTレジスタの組み合わせにより秘話回路とエンファシス回路のどちらかを選
択できます。同時使用はできません。
TXA2 外部からのトーン信号のゲインを調整するための演算増幅器です。外付けの抵抗とコンデ
ンサによりゲインを0dB、カットオフ周波数を10kHz程度に設定してください。
Adder 音声信号と外部からのトーン信号を加算する回路です。
TXSW2, 1レジスタにより設定されます。
Limiter 変調信号の周波数編移を抑えるための振幅制限回路です。リミットレベルはLIMLV端子に
DC電圧を加えることにより調整できます。またオープンにするとデバイス内部で予め決めら
れたレベルが出力されます。LMTレジスタによりON/OFFが設定されます。
VR2 MOD端子への出力レベルを調整するためのボリュームです。 設定レジスタ:VR25〜20
調整範囲:-3.2〜+3.0dB ステップ幅0.2dB/step 粗調整として-6.4/0dBの切り替えが可能。
Splatter リミッタの出力信号あるいはMSKモジュレータ信号に含まれる3kHz以上の成分を除去する
ためのLow-passフィルタです。SPLレジスタによりカットオフ周波数調整が可能です。
SMF SCF回路で発生する高周波成分及びクロック成分を除去するためのSmoothingフィルタです。
RXA1 受信復調信号のゲイン調整および後段のSCF回路からの折返しノイズを防止するフィルタ
のための演算増幅器です。外付けの抵抗とコンデンサによりゲインを20dB以下、カットオフ
周波数を40kHz程度に設定してください。
VR3 受信復調信号の入力レベルを調整するためのボリュームです。
設定レジスタ:VR33〜30 調整範囲:-4.0〜+3.5dB ステップ幅0.5dB/step
RXLPF 受信復調信号に含まれる3kHz以上の成分を除去するためのLow-passフィルタです。
De-emphasis Pre-emphasisにより高域強調された信号を元に戻す回路です。
Expander Compressorにより圧縮された信号をdBスケールで2倍に伸張し、元に戻す回路です。
クロスポイント:-10dBx TCレジスタによりON/OFFが設定されます。
VR4 受信出力レベルを調整するためのボリュームです。
設定レジスタ:VR45〜40 調整範囲:-18.0,-4.5〜+4.5dB ステップ幅0.25dB/step
DTA1 Sub-AudioLPFに入力する信号のゲイン調整や折り返しノイズを防止するフィルタを構成す
るための演算増幅器です。外付けの抵抗とコンデンサによりゲインを0dB、カットオフ周波数
を10kHz程度に設定してください。
Sub-Audio
ProgrammableLPF
送信時はDTA1からの信号を帯域制限するプログラマブルLow-passフィルタとして動作し、
受信時はRXA1からの信号を帯域制限し所望の信号を抽出します。
SASWレジスタにより送受信、SA5〜SA0でカットオフ周波数が設定されます。